摩耗・異物混入
摩耗粉や金属コンタミが、製品に混ざってしまう
マキノは、接粉部の材質・ライニング選定で品質を守ります
粉砕時に原料と接触する部分(接粉部)は、原料の硬さや研磨性によって摩耗の進み方が変わります。摩耗が進むと、摩耗粉や金属片が製品に混ざり込み、不良やコンタミネーションの原因になります。マキノは、原料の性質と求める純度に合わせて接粉部の材質・仕様を選定し、摩耗・異物混入を抑えます。
摩耗・異物混入は、原料と接粉部の相性で決まります。マキノは、材質・ライニング・再利用構造の3つの切り口から、原料と求める純度に合った仕様をご提案します。
現場で、こんなお困りごとはありませんか?
摩耗粉や金属コンタミは、不良やクレームに直結します。こんなお困りごとに、心当たりはありませんか。
- 製品に金属片が混ざり、不良として扱われる
- ロールや接粉部の摩耗が早く、頻繁に交換している
- 高純度が求められる原料で、コンタミが許容できない
- 摩耗粉が製品に混入し、品質を落としている
- 部品交換のたびに、コストと手間がかかっている
そもそも「摩耗・異物混入」とは
摩耗・異物混入とは、粉砕時に原料と接触する部分(接粉部)が削れることで生じる摩耗粉や、金属などの異物が製品に混ざり込む現象です。原料の硬さや研磨性によって、接粉部の摩耗の進み方は大きく変わります。特に電池材料・半導体材料など高純度が求められる分野では、わずかなコンタミネーションも品質に影響します。
摩耗・異物混入が起こる主な原因
接粉部材質が原料に合っていない
原料の硬さや研磨性に対して、接粉部の材質が適していないと、摩耗が早く進み、摩耗粉の混入につながります。
摩耗した部品をそのまま使い続けている
摩耗が進んだ部品を交換・再研磨せずに使い続けると、異物混入のリスクが高まります。
求める純度に対して仕様が合っていない
高純度が求められる原料に対して、一般的な金属部材のままだと、微量のコンタミでも問題になる場合があります。
摩耗・異物混入は、原料の性質と接粉部の仕様が合っているかどうかで大きく変わります。マキノでは、原料の特性と求める純度を確認したうえで、最適な材質・仕様をご提案します。
摩耗・異物混入を抑える、素材選定アプローチ
摩耗・異物混入は、粉砕方式を変えるだけでは解決しません。原料の硬さ・研磨性・求める純度に応じて、接粉部の材質やライニング(コーティング)を選ぶ必要があります。マキノでは、原料の性質を確認したうえで、最適な仕様をご提案します。
STEP 1 原料の性質と求める純度を確認する
まずは、原料がどれだけ研磨性が高いか、どこまでの純度が求められるかを確認します。
STEP 2 原料に合わせて接粉部仕様を選定する
摩耗・異物混入への対応は、「材質」「ライニング(コーティング)」「再利用できる構造」の3つの切り口で選定します。
材質
高純度アルミナ、セラミックスなど、原料の硬さや求める純度に応じた材質を選定します。金属を使わない仕様で、高純度用途にも対応します。
ライニング/コーティング
タングステンカーバイド、テフロンコーティングなど、摩耗を抑えるライニングを施します。ボールミルではライニング材のバリエーションから選定できます。
再利用できる構造
ロールの再加工(研磨)、歯の反転使用など、消耗部品を交換だけに頼らず長く使える構造を選びます。
STEP 3 最適な仕様の設備で対応する
対応製品(低コンタミ性が高い順)
摩耗・異物混入は、原料と接粉部の相性で決まります。マキノは、材質・ライニング・再利用構造の3つの切り口から、原料と求める純度に合った仕様をご提案します。
実際の原料で、摩耗・コンタミの状態を確認できます
テクニカルセンターで粉砕テストを実施
摩耗やコンタミの出方は、原料の研磨性や求める純度によって変わります。マキノでは、お客様の原料をテクニカルセンターで実際に粉砕し、摩耗・コンタミの状態を確認したうえで最適な仕様をご提案します。
原料の研磨性を確認
実際に粉砕し、接粉部がどれだけ摩耗するか、原料の研磨性を確認します。
コンタミの有無を確認
粉砕後の製品に、摩耗粉や金属異物が混入しないかを確認します。
最適な材質・ライニングを検証
材質やコーティングを変えながら、摩耗・コンタミへの影響を検証します。
機種・仕様までご提案
検証結果をもとに、機種・接粉部材質・ライニング仕様まで最適な条件をご提案します。
摩耗・異物混入対策でマキノが選ばれる理由
多様な材質・ライニングから選定できる
高純度アルミナ、タングステンカーバイド、テフロンコーティング、セラミックスなど、原料の性質に応じたバリエーションから選定できます。
高純度用途にも対応できる
電池材料・半導体材料など、微量のコンタミも許容できない分野向けに、金属を使わない仕様を選定できます。
消耗部品を再利用できる設計
ジョークラッシャの歯は反転再使用、ロールクラッシャのロールは再研磨が可能で、交換コストを抑えられます。
テクニカルセンターで事前検証できる
量産前に実際の原料を粉砕し、摩耗の進行度や異物混入の有無を確認したうえで導入できます。
導入効果
不良率の削減
摩耗粉・異物混入による不良品の発生を抑えることで、廃棄・再加工の量を減らせます。
部品交換コストの削減
摩耗の進行を抑える、あるいは部品の再利用(反転使用・再研磨)ができることで、交換頻度・交換コストを抑えられます。
高純度品質の確保
金属混入を避けられることで、電池材料・半導体材料など高純度が求められる製品の品質基準を満たしやすくなります。
メンテナンス工数の削減
部品交換・清掃の頻度が下がることで、メンテナンスにかかる作業時間を削減できます。
よくある質問
鉄混入を一切許容できない原料でも対応できますか?
高純度アルミナなどのセラミックス、金属を使わない接粉部材質を選定することで対応できる場合があります。まずは求める純度の基準をお聞かせください。
摩耗した部品は、交換以外の方法で対応できますか?
ロールクラッシャのロールなど、部品によっては再研磨による再使用が可能です。交換頻度やコストを抑えたい場合はご相談ください。
既存の設備で、接粉部の材質だけ変更できますか?
機種や部品によって対応可否が異なります。現状の設備を確認したうえで、可能な範囲をご提案します。
他の製品も探す
各段階で紹介した粉砕機のほかにも、マキノは幅広い粉砕機を揃えています。製品・課題・業界から、自社に合った機種を探せます。
まずは、自社の課題をテストで確認してみませんか
マキノのテクニカルセンターでは、実際の原料・スラリー・成形品を使ったテストを行い、最適な設備・条件をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。