株式会社マキノ

ろ布の目詰まり

ろ布の目詰まりが、繰り返し起きる

原因を見極め、自動洗浄と最適なろ布選定で安定したろ過へ

ろ布の目詰まりは、ろ過時間の増加や処理能力の低下、ろ布交換頻度の増加につながる現場トラブルの一つです。しかし、目詰まりの原因は「ろ布だけ」にあるとは限りません。スラリーの粒径、ろ布の素材や目開き、洗浄条件、運転条件など、複数の要因が関係しています。マキノでは、実際のスラリーを用いたテストや分析を行い、目詰まりの原因を確認したうえで、自動洗浄・ろ布選定・運転条件を組み合わせた改善方法をご提案します。

目詰まりの原因を特定し、最適な改善方法をご提案します。高圧自動洗浄によるろ布性能の維持と、スラリーに適したろ布選定を組み合わせることで、安定したろ過性能につなげます。

現場で、こんな変化はありませんか?

ろ布の状態は少しずつ変化するため、気づいたときには処理能力が落ちていることも。こんな変化に、心当たりはありませんか。

  • ろ過時間が以前より長くなっている
  • 同じ条件で運転しているのに処理量が低下している
  • 圧力を上げてもろ過速度が改善しない
  • ろ液の清澄度が低下してきた
  • ろ布を洗浄してもすぐに性能が落ちる
  • ろ布交換の頻度が増えている

こうした症状は、ろ布の目詰まりが原因となっている可能性があります。

そもそも「ろ布の目詰まり」とは

ろ布の目詰まりとは、スラリー中の微細な固体粒子がろ布の繊維内部に入り込み、ろ液が通過しにくくなる状態です。目詰まりが進行すると、ろ過抵抗が増加し、同じ条件でもろ過に時間がかかるようになります。

目詰まりを引き起こす主な原因
微細粒子の蓄積

粒径の細かいスラリーでは、粒子がろ布表面だけではなく繊維内部まで入り込みやすく、通常の洗浄では除去しきれない場合があります。

ろ布がスラリーに適していない

ろ布は、素材・目開き・織り方によって性能が異なります。スラリーの性質に合わないろ布を使用すると、粒子が捕捉されすぎたり、逆にろ液側へ流出したりすることがあります。

洗浄条件が適切でない

洗浄頻度や洗浄圧力が不足すると、微細粒子が徐々に蓄積し、ろ過性能が低下します。

目詰まりは、一つの原因だけで発生するとは限りません。マキノでは、スラリーの性質・ろ布の状態・運転条件を確認し、原因に合わせた改善方法をご提案します。

目詰まりを防ぐ・解消する2つのアプローチ

アプローチ1 自動ろ布洗浄(高圧洗浄)

ケーキ排出後、高圧水によってろ布を自動洗浄します。ろ布表面だけでなく、繊維内部に入り込んだ微細粒子まで洗浄することで、目詰まりの蓄積を防ぎます。また、毎サイクル一定条件で洗浄できるため、人による洗浄作業のばらつきを抑え、安定した運転につながります。

このアプローチに対応する製品
アプローチ2 スラリーに合わせたろ布選定

洗浄だけでは改善しない場合、ろ布そのものがスラリーに適していない可能性があります。マキノでは、粒径・粘度・固形分濃度・ろ過条件などを確認し、適したろ布素材・目開き・織り方をご提案します。

自動洗浄と適切なろ布選定は、どちらか一方だけではなく、組み合わせることでより安定したろ過性能につながります。

原因が分からない場合は、実際のスラリーで確認できます

テクニカルセンターでろ過テストを実施

ろ布目詰まりの原因は、設備条件だけでは判断できない場合があります。マキノでは、お客様のスラリーを使用したろ過テストを行い、目詰まりの原因や最適条件を確認します。

粒径・粒子径分布の確認

スラリー中の粒子の細かさや分布を確認し、繊維内部に入り込みやすいかを見極めます。

ろ布との適合性確認

スラリーに対して、素材・目開き・織り方が適したろ布かを確認します。

ろ過条件の検証

圧力や供給条件を変えながら、ろ過性能への影響を検証します。

洗浄条件の最適化

洗浄頻度・洗浄圧力を調整し、目詰まりを抑える最適な条件を探ります。

テスト結果をもとに、ろ布変更・洗浄方法・設備条件など、改善方法をご提案します。

自動ろ布洗浄が選ばれる理由

安定した処理能力を維持

毎サイクルろ布を洗浄することで、ろ過抵抗の増加を抑え、処理能力の低下を防ぎます。

ろ布交換頻度を抑える

目詰まりが進行する前に洗浄することで、ろ布への負荷を軽減し、交換頻度の低減につながります。

洗浄作業の負担を軽減

人手による定期洗浄作業を減らし、作業時間やメンテナンス負担を軽減します。

ろ過品質を安定化

ろ液の清澄度やサイクルタイムのばらつきを抑え、安定した運転を支援します。

導入効果の試算例

※効果はスラリー条件や設備条件によって異なります。以下はあくまで一例(イメージ)であり、実績データではありません。

ろ過時間短縮による処理能力向上

導入前:300分/サイクル → 改善後:240分/サイクル。

ろ布交換頻度の低減

導入前:年2回交換 → 改善後:年1回交換。ろ布交換作業や交換コストの削減につながります。

よくある質問

今使っている設備でも自動洗浄を追加できますか?

機種や設備条件によって異なります。現在の設備状況を確認したうえで、改善方法をご提案します。

自動洗浄だけで目詰まりは改善しますか?

原因によって異なります。ろ布選定や運転条件が影響している場合もあるため、スラリー確認を行ったうえで最適な方法をご提案します。

微細粒子が多いスラリーでも対応できますか?

スラリー条件に適したろ布選定や洗浄条件の調整によって改善できる場合があります。

導入までどれくらいかかりますか?

設備内容や仕様によって異なります。テスト結果をもとに、最適な導入時期をご相談します。

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各アプローチで紹介した製品のほかにも、マキノは幅広いフィルタープレスを揃えています。製品・課題・業界から、自社に合った機種を探せます。

まずは、自社の課題をテストで確認してみませんか

マキノのテクニカルセンターでは、実際の原料・スラリー・成形品を使ったテストを行い、最適な設備・条件をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。