株式会社マキノ

自動化・省人化

人手不足でも、止まらない現場へ

マキノの自動化技術が、現場の負担を減らします

人手不足や技能継承の課題が深刻化する中、設備には「少ない人数でも安定して稼働できること」が求められています。とくにフィルタープレスは、投入・圧力管理・ケーキ排出・ろ布洗浄と人の手が入る工程が多く、省人化の効果が出やすい設備です。マキノは、フィルタープレスの自動化をはじめ、遠隔監視やデータ活用まで含めた省人化をご提案します。人に頼る工程を減らすことで、安全性・生産性・品質の向上を同時に実現します。

遠隔監視システム、自動開板、ケーキ排出、ろ布洗浄により、ろ過作業の省人化を実現します。

人が行っていた作業を、自動化します

脱水工程は「最後の人手作業」として現場に残りがちです。こんな場面に、心当たりはありませんか。

  • ケーキ排出中は、作業員が機械の前を離れられず、他の作業ができない
  • 夜間・休日も、設備の見回りのために人員を配置している
  • ベテランしか運転条件を変更できず、担当できる人が限られる
  • ろ布洗浄が手作業のため、時間と手間がかかる

こうした「人が手を出さざるを得ない」場面は、装置の仕組みから見直すことで自動化できます。ポイントは、単に制御を足すのではなく、剥離や洗浄といった物理的な作業そのものを機械側で完結させること。人の介在をなくすことで、夜間・休日の連続運転や、担当者に左右されない安定した品質が可能になります。

自動化する作業1 自動開板

脱水後、プログラムに従ってろ板を一枚ずつ、あるいは一括で自動開放します。人が1枚ずつ開いていた作業をなくし、拘束時間と身体的な負担を減らします。

この作業に対応する製品
自動化する作業2 全自動ケーキ排出

開枠と連動し、スクレーパでのかき落としやろ布に機械的な振動を加えることで、粘り気のあるケーキも重力で確実にホッパーへ落下させます。手作業の掻き落としが不要になり、高温多湿・薬品臭といった過酷な環境から作業員を解放します。

この作業に対応する製品
自動化する作業3 高圧ろ布洗浄

ケーキ排出後、高圧洗浄ノズルが走行し、ろ布の表面だけでなく繊維の奥に入り込んだ微細な粒子まで自動で洗い流します。毎回、最高のコンディションで次のろ過サイクルを開始でき、長期の無人運転を支えます。

この作業に対応する製品
誰でも安定した運転

圧入・圧搾・開枠・洗浄までの一連の工程を自動運転。操作のばらつきをなくし、熟練者の経験に頼らなくても、どの担当者でも同じ品質で運転できます。タッチパネルに手順と推奨設定を組み込めるため、新任の担当者でも画面の指示どおりに操作できます。

省人化は、一足飛びに完全無人化する必要はありません。まずはケーキ排出・ろ布洗浄の自動化(半自動)から始め、予算や現場の状況に応じて、全自動・完全無人へと段階的に進められます。今の設備を活かしながら、無理のないペースで移行できます。

現場へ行かなくても、設備の状況を確認できます

遠隔監視システム

夜間や休日も設備の見回りが必要、異常が起きてもすぐに気づけない。そんな「現場から離れられない負担」は、遠隔監視で軽くなります。設備の稼働状況を、PCやタブレット・スマートフォンからリアルタイムで確認できます。
「今、正常に動いているか」を離れた場所から把握できるため、現場に張り付く必要がなくなります。無人運転との組み合わせで、夜間・休日も安心して設備を動かし続けられます。

導入しやすい

インターネットにつなぐだけ。既存のアクセスポイントを使えるため大掛かりな設備工事は不要で、専用ソフトも必要ありません。だからランニングコストはゼロで運用できます。

どこからでも確認できる

事務所や遠隔地から、PC・タブレット・スマートフォンで機械の稼働状況が分かります。夜間や休日の巡回負担を軽減し、複数拠点の管理にも役立ちます。

異常を光とメールで知らせる

異常が発生すると、LEDライティングシステムで機械が光ってお知らせ。同時に異常箇所の情報がメールで即時通知されるため、すぐに確認できます。

メンテナンス時期を予告

ログデータをもとに、メンテナンスの時期を予告します。さらにAIによるトラブルシューティング対応で、過去のトラブル事例から、発生した異常への対応策を提示します。

データを活用し、トラブルを未然に防ぐ

タッチパネルによる「見える化」

タッチパネルにより、圧力管理の自動化・サイクルタイムの均一化・異常アラームの表示を実現します。設定値を超えた瞬間にアラームが表示され、稼働ログも自動で記録されるため、トラブルの早期発見や計画的なメンテナンス(予防保全)につながります。

記録された運転データは、熟練工のノウハウのデジタル化にも活用できます。担当者が変わっても、同じ品質で運転できる体制をつくれます。

たとえば、加圧時間やスラリー量の推移を見ることで、ろ布の詰まり傾向や機器の劣化の兆候を早期につかめます。「突然止まる前に交換する」予防保全の判断がデータをもとに下せるため、計画外のライン停止を減らせます。さらにAIによるトラブルシューティング対応により、過去のトラブル事例をもとに、発生した異常への対応策を迅速かつ的確に提示します。

自動化による効果を、数字で確認できます

導入効果の試算例

自動化でどれくらい省人化できるのか、設備投資を何年で回収できるのか。判断のイメージがつかめるよう、代表的な試算例をご紹介します。実際の条件をお伺いすれば、自社の現場に合わせた試算もご提案できます。

人件費の削減

夜間2人×20時間/週の作業を置き換えると、年間約2,080時間分。時給2,000円換算で年間約416万円の削減となります。

産廃費の削減

含水率が5%下がると産廃重量は年間数百トン単位で減少。処理費(約2万円/t想定)で年数百万円の圧縮につながります。

人件費と産廃費を合わせると、全自動機の投資回収は1〜3年が目安になるケースもあります。

よくある質問

今使っている設備でも、自動化できますか?

多くの場合、制御盤の後付けなどで自動化に対応できます。設備をまるごと入れ替えなくても、まずは一部の工程から自動化を始められます。現状の設備を確認したうえで、可能な範囲をご提案します。

導入までどれくらいの期間がかかりますか?

設備の内容によりますが、ラボテストから最短1か月で納品した実績もあります。まずはスラリーのテストや現場確認から始め、仕様が固まり次第、納期の目安をお伝えします。

遠隔監視の導入に、工事や専用ソフトは必要ですか?

大掛かりな工事も専用ソフトも不要です。既存のインターネット環境(アクセスポイント)につなぐだけで導入でき、ランニングコストもかかりません。

どれくらいの省人化・コスト削減が見込めますか?

条件により異なりますが、夜間作業の置き換えで年間数百万円規模の人件費削減、含水率改善による産廃費の圧縮などの試算例があります。詳しくは「導入効果の試算例」をご覧ください。実際の条件をお伺いすれば、自社向けの試算もご提案します。

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各作業で紹介した製品のほかにも、マキノは幅広いフィルタープレスを揃えています。製品・課題・業界から、自社に合った機種を探せます。

まずは、自社の課題をテストで確認してみませんか

マキノのテクニカルセンターでは、実際の原料・スラリー・成形品を使ったテストを行い、最適な設備・条件をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。