株式会社マキノ

低含水率化

含水率が、思うように下がらない

マキノの圧搾技術が、もう一段の低減を実現します

含水率が高いままでは、廃棄物の重量が減らず、産廃処理費や運搬コストが増加します。マキノは、高圧ろ過や水圧搾に対応したフィルタープレスで、高圧圧搾・多段圧搾・エアパージという技術を組み合わせ、目標含水率の実現を支援します。

高圧圧搾・多段圧搾・エアパージを組み合わせ、単純加圧式では届かない領域まで含水率を下げます。

現場で、こんなお困りごとはありませんか?

含水率は、産廃費から運搬・乾燥まで、工程の後ろにあるコストを左右します。こんなお困りごとに、心当たりはありませんか。

  • 廃棄物の重量が減らず、産廃処理費や運搬費が増えている
  • ケーキの再利用・再資源化が難しい
  • 搬出・保管の負担が大きい
  • 乾燥工程で、時間とエネルギーを多く消費している
  • 単純加圧式では、含水率が目標値まで下がりきらない

これらの負担は、圧搾式フィルタープレスによって軽減できる可能性があります。

そもそも「含水率」とは

含水率とは、ろ過・脱水後のケーキ(固形分)に残っている水分の割合です。同じスラリーでも、装置の方式や運転条件によって含水率は変わります。どこまで下げられるかはスラリーの粒径・粘度・圧縮性によって大きく異なるため、方式ごとの一律の数値ではなく、実際のスラリーで確認することが確実です。

含水率をどこまで下げられるかはスラリーの粒径・粘度・圧縮性によって異なるため、まずは自社のスラリーでどの程度まで低減できるかを把握することが、最適な設備選定への第一歩です。

含水率を下げる3つのアプローチ

アプローチ1 高圧圧搾

加圧ろ過だけでは下がりきらない含水率を、ダイアフラムでのエア・水圧搾によってさらに絞り込みます。

このアプローチに対応する製品
アプローチ2 多段圧搾(難脱水スラリー対応)

含水率の下がりにくいスラリーは、圧力を上げるほど脱水しにくくなることがあります。多段階に分けて圧搾することで、この難脱水性スラリーでも含水率を絞り込みます。

このアプローチに対応する製品
アプローチ3 エアパージによる残留水分の除去

圧搾後もケーキ内には水分が残ります。エアを吹き込んで押し出すことで、圧搾だけでは届かない領域までさらに含水率を下げます。

このアプローチに対応する製品

スラリー特性に応じて、圧搾力・段数・エアパージを組み合わせて最適化します。含水率を下げる方法は一つではないため、まずは現状のスラリーを確認することが近道です。

自社のスラリーで、どこまで下がるかを確認できます

テクニカルセンターでろ過テストを実施

到達できる含水率は、スラリーの粒径・粘度・圧縮性によって変わります。カタログ値では判断できないため、マキノでは、お客様のスラリーを使用したろ過テストを行い、目標含水率の到達可否や最適条件を確認します。

目標含水率の到達可否を確認

実際のスラリーをろ過し、目標とする含水率まで下げられるかを実測で確認します。

最適な圧搾条件を検証

圧力・圧搾時間・段数を変えながら、含水率への影響を検証します。

エアパージの要否を判断

エアパージによる残留水分除去の効果を確認し、要否を判断します。

機種・仕様までご提案

評価結果をもとに、機種・圧力・エアパージの有無まで最適な条件をご提案します。

低含水率化がマキノで選ばれる理由

高い圧搾力でさらに脱水できる

ダイアフラムによるエア・水圧搾により、単純加圧式では下がりきらない領域まで含水率を絞り込めます。

難脱水スラリーでも条件を最適化

多段圧搾により、圧力を上げるほど脱水しにくくなる性質のスラリーでも、最適な圧搾条件を組んで含水率を下げられます。

スラリーに合わせた仕様を選定

粒径・粘度・圧縮性はスラリーごとに異なるため、圧搾力・段数・エアパージの組み合わせをスラリーの性質に合わせて選定します。

運転条件を記録し、含水率を安定化

圧力・圧搾時間などの運転条件を稼働ログとして自動記録し、設定値から外れた場合はアラームで通知。条件のばらつきを抑え、含水率のばらつきも抑えます。

低含水率化で期待できる効果

低含水率化は、単に水分を減らすことが目的ではありません。含水率が下がるとケーキ重量が減り、産業廃棄物の処理費削減につながります。ここでは、エア圧搾から水圧搾に切り替えた場合の試算例をご紹介します。

ケーキ産廃処理費用の低減

(表面処理、土木、一般工場排水など)

エア圧搾の場合

年間62tのケーキ(含水率67.41%)を産廃処理していた場合。
ケーキ62tの内訳は、水分41.8t・固形分20.2t。
62t × 30,000円/t = 1,860,000円/年

水圧搾に切り替えた場合

含水率65.15%まで低下。
水分は37.8tに減り、固形分20.2tは変わらないため、ケーキは58tに。
58t × 30,000円/t = 1,740,000円/年

67.41%→65.15%

年間 約120,000円 の削減

含水率を下げることで産廃処理費を低減
(数字は一例。効果はスラリーの性状や処理量によって異なります)

マキノでは、テクニカルセンターで実際のスラリーを評価し、含水率だけでなく、重量・コスト面まで含めた改善効果をご提案します。

よくある質問

目標含水率は事前に分かりますか?

スラリーの粒径・粘度・圧縮性によって到達できる含水率は変わるため、事前の確定値としてはお伝えしにくい部分があります。テクニカルセンターで実際のスラリーをろ過することで、目標含水率が達成できるかどうかを確認できます。

含水率は毎回一定になりますか?

圧力や圧搾条件が安定していれば、含水率のばらつきも抑えられます。PLC制御による運転条件の記録・管理が、この安定化を支えています。

前処理だけでも改善しますか?

スラリーの性質によっては、凝集剤の添加や粒径の調整だけでも脱水しやすさが変わるケースがあります。ただし効果はスラリーごとに異なるため、装置側の圧搾・エアパージと組み合わせた確認をおすすめします。

圧搾式と単純加圧式はどう選べばいいですか?

目標とする含水率や、対象スラリーの脱水しやすさによって選び方が変わります。詳しくは「フィルタープレス選定ガイド」で解説しています。

既存の単純加圧式を、圧搾式に変更できますか?

機種によっては圧搾機構の追加や機種更新で対応可能です。現状の設備を確認したうえで、可能な範囲をご提案します。

難脱水性のスラリーでも対応できますか?

多段圧搾など、スラリーの性状に応じた運転条件を組むことで対応できるケースがあります。まずはサンプルをお送りください。

他の製品も探す

各アプローチで紹介した製品のほかにも、マキノは幅広いフィルタープレスを揃えています。製品・課題・業界から、自社に合った機種を探せます。

まずは、自社の課題をテストで確認してみませんか

マキノのテクニカルセンターでは、実際の原料・スラリー・成形品を使ったテストを行い、最適な設備・条件をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。