ろ過時間短縮
ろ過に、時間がかかりすぎている
マキノは、サイクルタイムのボトルネックを見極め、時間短縮を実現します
フィルタープレスの1サイクルには、ろ過そのものの時間だけでなく、開枠やケーキ排出といった付帯作業の時間も含まれます。どこに時間がかかっているかを見極めないまま設備を変えても、サイクルタイムは思うように縮まりません。マキノは、大容量ろ過面積や高圧圧入に対応した装置により、ろ過サイクルの短縮を図ります。供給条件・ろ過工程・付帯作業のどこにボトルネックがあるかを確認したうえで、最適な短縮策をご提案します。
大容量ろ過面積や高圧圧入に対応した装置と、供給・ろ過工程・付帯作業の見直しを組み合わせ、ろ過サイクルの短縮を図ります。
現場で、こんなお困りごとはありませんか?
ろ過工程は、ちょっとした時間の積み重ねが1日の処理量を左右します。こんな場面に、心当たりはありませんか。
- サイクルタイムが長く、1日にこなせる処理回数が伸ばせない
- 同じ設備・同じ条件のはずなのに、以前よりろ過に時間がかかるようになった
- 開枠からケーキ排出まで手間取り、次のサイクルへなかなか移れない
- 処理量を増やしたいが、増設せずに今の設備でなんとかしたい
- 夜間・休日対応や残業で、時間をカバーしている
こうした課題は、1サイクルあたりの所要時間が長くなっていることが原因かもしれません。まずは「どこに時間がかかっているか」を整理するところから始まります。
そもそも「ろ過時間」とは
フィルタープレスの1サイクルにかかる時間は、大きく2つに分けられます。
ろ過工程の時間
スラリーを送り込み、液体と固体を分離するまでにかかる時間
付帯作業の時間
ろ過終了後の開枠・ケーキ排出・ろ布洗浄など、次のサイクルへ移るために必要な時間
このどちらか、あるいは両方が長くなると、サイクルタイム全体が延びてしまいます。
ろ過時間が長くなる主な原因
供給条件が最適化されていない
フィード圧が不足していたり、スラリーの供給が偏っていたりすると、ろ過工程そのものに時間がかかります。
ろ過速度が徐々に低下している
運転を続けるうちに、同じ条件でもろ過速度が低下し、サイクルタイムが徐々に長くなることがあります。その要因の一つとして、ろ布の状態や運転条件が影響するケースがあります。詳しい原因や対策は「ろ布目詰まり」ページでご紹介しています。
付帯作業に時間がかかっている
開枠・ケーキ排出・ろ布洗浄が手作業、または時間のかかる機構になっていると、ろ過終了後の待ち時間が積み重なり、サイクルタイムが長くなります。
ろ過時間の長期化は、一つの原因だけで起こるものではありません。マキノでは、供給条件・ろ過工程・付帯作業のどこが時間のボトルネックになっているかを確認したうえで、最適な改善方法をご提案します。
ろ過時間を短縮する3つのアプローチ
アプローチ1 高圧圧入・供給条件の最適化と大容量処理
ろ過にかかる時間は、スラリーをどのような状態で供給するかによって大きく変わります。固形分濃度・供給の均一性・フィード圧(高圧圧入)といった条件を整えることで、ケーキ層が早く均一に形成され、ろ過速度を高めながらサイクルタイムの短縮につなげます。さらに、大容量のろ過面積をもつ機種を選べば、一度の運転で処理できる量が増え、必要なサイクル数そのものを抑えられます。
高圧圧入・供給条件の最適化により、供給〜ろ過工程を短縮(数字はイメージ例)
このアプローチに対応する製品
アプローチ2 ろ過速度を維持し、サイクルタイムの延長を防ぐ
運転を続けるうちに、同じ条件でもろ過速度が徐々に低下し、1サイクルあたりの時間が長くなっていくことがあります。サイクルタイムを短縮するためには、一時的に速度を上げるだけでなく、毎サイクル安定したろ過速度を維持することも重要です。マキノでは、自動ろ布洗浄などを活用し、ろ過速度の低下を抑えることで、サイクルタイムの延長を防ぎます。
ろ過速度が低下する原因や洗浄方法については、「ろ布目詰まり」ページで詳しくご紹介しています。
サイクルを重ねた場合の比較。自動ろ布洗浄で速度低下を抑え、延びを防ぐ(数字はイメージ例)
このアプローチに対応する製品
アプローチ3 付帯作業(開枠・ケーキ排出)の高速化
ろ過が終わっても、開枠やケーキ排出に時間がかかっていては、次のサイクルへ移ることができません。開枠・排出工程を高速化することで、ろ過終了から次の運転開始までの待ち時間を短縮し、サイクルタイム全体の改善につなげます。
手動排出 → 自動排出による付帯作業時間の短縮(数字はイメージ例)
このアプローチに対応する製品
ろ過時間は、「供給」「ろ過工程」「付帯作業」のどれか一つだけが原因とは限りません。マキノは、1サイクル全体を見渡して時間の使いどころを分析し、最も効果の高い短縮策を組み合わせてご提案します。
テクニカルセンターで、サイクルタイムのボトルネックを見える化
ろ過時間が長くなる原因は、お客様ごとに異なります。ろ過工程だけでなく、供給条件や開枠・ケーキ排出など、どの工程で時間を使っているのかを把握しなければ、効果的な改善策は見えてきません。
マキノでは、テクニカルセンターでお客様のスラリーを用いたろ過テストを実施し、1サイクルの時間配分を分析します。時間を多く使っている工程を可視化したうえで、サイクルタイム短縮につながる改善方法をご提案します。
サイクルタイムを工程ごとに分析
ろ過工程・開枠・ケーキ排出などにどれだけ時間がかかっているかを確認し、時間を最も多く使っている工程を特定します。
供給条件が時間に与える影響を確認
フィード圧や供給方法を変えた場合に、ろ過時間がどう変化するかを確認し、効率的な供給条件を検討します。
サイクルを重ねたときの時間変化を確認
繰り返し運転した際に、サイクルタイムがどの程度変化するかを確認し、安定した運転条件を評価します。
時間短縮策をご提案
分析結果をもとに、供給条件の見直し・ろ過工程の改善・開枠/排出機構の見直しなど、効果の高い改善策をご提案します。
マキノの時間短縮への取り組みが選ばれる理由
属人化を解消できる
運転条件を最適化することで、担当者の経験や勘に頼らず、誰が運転しても同じサイクルタイムを再現できます。
1日あたりの処理回数を増やせる
1サイクルの時間が短縮されることで、設備を増設しなくても、同じ稼働時間内でより多くの処理を行える可能性があります。
残業・夜間対応を減らせる
サイクルタイムの短縮により、計画した時間内で作業を終えやすくなり、時間外対応の負担軽減につながります。
将来の増産にも対応しやすい
設備の処理能力に余裕が生まれるため、増産要求にも柔軟に対応しやすくなります。
導入効果の試算例
※効果はスラリーの性質や設備条件によって異なります。以下はイメージ例であり、実際の効果を保証するものではありません。
サイクルタイム短縮による処理能力向上
導入前:1サイクル45分
改善後:1サイクル38分(7分短縮)
1日15サイクル運転の場合、年間約450時間の稼働時間短縮につながる可能性があります。
処理回数の増加
導入前:1日15サイクル
改善後:1日18サイクル
設備を増設せずに、同じ稼働時間内で処理量を約20%向上できる可能性があります。
残業時間の削減
導入前:月20時間
改善後:月8時間
サイクルタイムの短縮と安定化により、計画的な時間内で作業を終えやすくなります。
よくある質問
サイクルタイムはどれくらい短縮できますか?
短縮できる時間は、どの工程がボトルネックになっているかによって異なります。供給条件・ろ過工程・付帯作業を確認したうえで、改善効果をご提案します。
設備を増設せずに処理量を増やすことはできますか?
サイクルタイムを短縮できれば、同じ稼働時間内で処理回数を増やせる可能性があります。設備を増設する前に、現在の設備で改善できる余地がないか確認することをおすすめします。
今の設備のまま時間短縮できますか?
設備の状態や運転条件によって異なります。機種更新だけでなく、供給条件や運転方法の見直しによって時間短縮できるケースもありますので、まずはご相談ください。
導入までどれくらいかかりますか?
設備内容によって異なりますが、テクニカルセンターでのテストから最短1か月で納品した実績があります。詳細は設備条件を確認したうえでご案内します。
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各アプローチで紹介した製品のほかにも、マキノは幅広いフィルタープレスを揃えています。製品・課題・業界から、自社に合った機種を探せます。
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